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【入間市】ラウンドアバウトってなに?上藤沢で見つけた“信号のない交差点”の正体

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こんにちは、不動産エージェントのさとるです。

今回は、入間市でちょっと珍しい交差点「ラウンドアバウト」を発見したのでご紹介します。

信号のいらない交差点“ラウンドアバウト”

 ラウンドアバウトって何?

まず、「ラウンドアバウト」という言葉に馴染みがない方も多いかもしれません。

日本では【環状交差点】と呼ばれます。

簡単に言うと、「信号のない円形の交差点」のこと。
日本ではまだあまり見かけませんが、イギリスやフランスなどヨーロッパでは一般的。
フランスの凱旋門のものが有名です。

こんな感じのです。(写真は大阪梅田のもの)

車は時計回りに回って、目的の道へ進む仕組みです。
信号待ちがないため、交通の流れがスムーズになりやすいと言われています。

日本では2013年の道路路交通法改正で「環状の交差点における右回り通行」として現代的ラウンドアバウトが新たに定義され、2014年から本格的な運用が始まりました。

こちらは標識です。

日本ではまだまだ数が少ないですが、世界的にみると19世紀後半のまだ馬車も主要な交通機関だった頃にヨーロッパで作られ始め、1970年代から1980年代にかけてはヨーロッパやイギリスを中心に普及しました。
フランスでは1990年代後半の時点で約15,000箇所のラウンドアバウトが設置されるまでになったそうです。

入間市のどこにあるの?


住所;入間市上藤沢529−2付近

入間市のラウンドアバウトは上藤沢の安川通りから少し入ったところにあります。

一見するとこんなところになぜ?と思うほど住宅街の中です。

六道地蔵の歴史

このエリアは上藤沢の”六道地蔵”と呼ばれています。
その昔、5本の道が集まるところに6体の地蔵を建立したことが始まりとのこと。

市指定文化財(有形民俗文化財・昭和49年10月20日)

安川電機の社宅の南側に所在している。江戸中期に藤沢村講中(ふじさわむらこうじゅう)の人々が愛宕(あたご)の神を信仰して無病息災の願いをこめて建立したものである。
畑の中の六本の古道の集まるところに、年代を異にして大きさや形もちがって建てられていた点が珍しい。
現在は周辺の宅地化が進み、道路中央に移転されている。

(入間市HPより)

最初は戸惑うかも…

ラウンドアバウトの課題は、「慣れていないとわかりづらい」こと。

まだあまり馴染みのない交差点なので、いきなりこの標識が出てきたら優先順位や進入・退出のルールに少しとまどってしまうかもしれませんね。

とはいえ、入間市のものは比較的小規模なので、そこまで戸惑うこともないかとは思いますが...

ラウンドアバウトは歴史の交差点

最初にこの交差点を通ったときは、「なんだか珍しい形だなぁ」と思った程度でした。

でも少し調べてみると、入間市の歴史と、世界の交通文化の歴史が融合している、まさに、“歴史と歴史の交差点”(笑)

普段何気なく通っている場所にも、ちょっとした物語や発見が隠れているものですね。

そんな視点で街を歩いてみると、もっと入間市が面白くなるかもしれません。

以上、ちょっと不思議でちょっと面白い、入間市のラウンドアバウトのお話でした。

 

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