埼玉県西部に位置する入間市は、都心から約40km圏にありながら自然豊かで住み心地のいい街として、ファミリー層に人気です。
今回はエリアごとの特色や子育て環境、住宅価格などを解説します。
入間市の魅力とは?
入間市は約14.5万人(2025年推計)が暮らす街で、西武池袋線を中心に、自然と都市機能がバランスよく調和しています。
「狭山」と名がついていますが、狭山茶の主産地は実は入間市なんですよ!
入間川をはじめとした河川や加治丘陵などのいの緑も豊かなエリアです。
- 自然が身近に感じられる環境:入間川、霞川などの河川敷、彩の森入間公園など緑が多く、散策や休日のお出かけに向いています
- 都心へのアクセスも◎:池袋まで約40分。車での移動もしやすい立地です
- 狭山茶の街として、歴史と文化も感じられる環境です
住宅価格相場(2025年最新)
入間市の新築一戸建て相場は、おおよそ 2,400万円~5,600万円。平均すると3,000万円前後と、近隣の所沢市・狭山市に比べてリーズナブル
中古戸建ては 2,000万円~3,500万円、土地坪単価は約37万円/坪。
駅前など利便性の高いエリアに限定すれば価格は上がりますが、郊外や中古物件に目を向ければ、手頃な選択肢が多くある印象です 。
地区ごとの特徴まとめ
■ 豊岡地区
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西武池袋線「入間市駅」から扇町屋2丁目にかけて、丸広百貨店、ショッピングプラザサイオス(SAIOS)、ipot(アイポット)などの大型商業施設が集積。SAIOSとipotはペデストリアンデッキで接続され、駅前一帯が一体的な商業ゾーンを形成しています。
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ユナイテッド・シネマ入間(映画館)、アポポ商店街などもあり、買い物・娯楽・食事が徒歩圏で完結。
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市役所や図書館、公共施設が多く、生活利便性は市内随一。
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江戸時代から交通・市場の要衝として発展した歴史があり、現在も行政・商業の中心地です。
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■ 東金子地区
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市街地の喧騒から少し離れた、落ち着きのある住宅地と広がる農地が特徴。
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狭山茶の茶畑が多く、農業が盛ん。茶畑の景観が広がるのどかな雰囲気。
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小規模な商店や地域密着型のスーパーが点在し、生活に必要なものは近隣で揃う。
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比較的静かで、自然や田園風景を身近に感じながら暮らしたい人におすすめ。
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■ 金子地区
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関東以北最大規模の茶畑が広がり、狭山茶の主産地として有名。
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JR八高線「金子駅」があり、都心への通勤も可能。
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住宅価格は市内でも比較的抑えめで、ゆとりのある敷地の戸建てが多い。
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川や丘陵も多く、アウトドアや自然志向のファミリーに人気。
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■ 宮寺・二本木地区
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三井アウトレットパーク入間、コストコ入間倉庫店など、広域から集客する大型商業施設が集積。
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工業団地や物流拠点も多く、住宅地と産業エリアが隣接。働く場所が近いというメリットも。
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幹線道路へのアクセスも良く、車移動がしやすい。
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住宅地は新興分譲地が中心で、比較的新しい戸建てが多い。
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■ 藤沢地区
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武蔵藤沢駅周辺にはグリーンガーデン武蔵藤沢などのショッピングセンターやスーパーが充実し、買い物利便性が高い。
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新興住宅地が多く、ファミリー層に人気。公園や教育施設も多い。
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駅から少し離れると静かな住宅街が広がり、子育て世帯に適した環境。
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■ 西武地区
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狭山丘陵や加治丘陵に近く、緑地や公園が多い。ハイキングや自然体験が身近に楽しめる。
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住宅地は比較的静かで、落ち着いた住環境を求める層に人気。
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近年は新しい戸建て分譲も見られるが、自然環境を活かした街づくりが進んでいる。
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入間市は、中心部の豊岡地区に都市機能が集まり、郊外には自然や農地、茶畑の広がるエリアが点在しています。
大型商業施設や工業団地を擁する宮寺・二本木、ファミリー向け新興住宅地の藤沢、自然豊かな西武・金子・東金子など、地区ごとに個性が際立っています。
自分のライフスタイルや重視したいポイントに合わせて、最適なエリアを選ぶことができます。
子育て環境・支援制度
入間市は、子育て世帯にやさしいサポートが充実している街です。
ここでは、保育・教育施設の数や主な子育て支援制度、医療体制について、分かりやすくまとめます。
保育・教育施設の充実
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幼稚園:9園
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小学校:16校
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中学校:12校
市内各地区にバランスよく配置されており、通学しやすい環境です。新興住宅地やファミリー層が多いエリアでは、特に教育施設が充実しています。
主な子育て支援制度
産前・産後ケア・訪問支援
妊娠・出産に伴う不安や負担を軽減するため、産前・産後ケアやヘルパー派遣、訪問支援を実施。妊婦健康診査助成券や母子健康手帳の交付もあります。
子育て緊急サポート事業
保護者の急な体調不良や用事、子どもの病気など緊急時に、一時的に子どもを預けられるサポート制度。病児・病後児保育や送迎にも対応しています。
ファミリー・サポート・センター事業
地域で子育てを助け合う会員制のサポート事業。保育園・幼稚園の送迎や一時預かりなど、地域のサポーターが支援します。
こども誰でも通園制度(試行中)
保育所等に通っていない0歳6ヶ月~満3歳未満の子どもが、月10時間まで時間単位で預けられる新制度。就労要件を問わず利用できます。
多子世帯支援や手当
児童手当や、多子世帯向けの「3キュー子育てチケット」など、経済的なサポートも充実。
子育て情報の発信・相談体制
「こども家庭センター」や子育て支援センター、児童館が市内各所にあり、育児相談や親子イベントも盛んです。
交通アクセス・生活利便性
入間市は、電車・車のどちらでもアクセス性が高く、日常生活やレジャーに便利な街です。都心への通勤やショッピング、週末のお出かけまで、さまざまなライフスタイルに対応できる点が大きな魅力です。
電車アクセス
西武池袋線の「入間市駅」「武蔵藤沢駅」などから池袋駅まで直通で約40分ほどで都心への通勤・通学も快適です。
駅周辺にはスーパーや商業施設も集まっています。
車でのアクセス
圏央道「入間IC」や国道16号、県道465号線など、主要道路が市内を通っているため、車移動もスムーズ。
三井アウトレットパーク入間やコストコ、イオンなど大型商業施設へのアクセスも良好で、駐車場が広い店舗が多いのもポイントです。
混雑・注意点
三井アウトレットパーク入間やコストコ周辺は、週末やセール時、連休になると周辺道路や駐車場が非常に混雑します。特に圏央道「入間IC」や国道16号付近は渋滞が発生しやすいため、通勤やお出かけの際は時間帯や混雑状況を事前にチェックしておくのがおすすめです。
入間市は電車・車の両方で利便性が高い一方、人気スポット周辺の混雑対策も意識しておくと、より快適な生活が実現できます。アクセス記事では、駅やIC、主要道路、混雑しやすいエリア・時間帯なども具体的に記載すると、読者の安心感につながります。
入間市での暮らしに向いているご家族像と安心ポイント
入間市は、自然環境・交通利便性・分譲地の選択肢・医療体制など、さまざまなニーズに応えるバランスの良さが魅力です。以下、タイプ別に詳しくまとめます。
天然の自然に囲まれ、子育てやアウトドアを楽しみたい方
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市内には加治丘陵、入間川など自然豊かなスポットが点在し、四季折々の景色やハイキング、川遊びが楽しめます。
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彩の森入間公園や富士見公園など大小の公園も多く、子どもと一緒にのびのびと過ごせる環境です。
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茶畑や田園風景が広がる金子・東金子地区は、自然志向のご家族に特におすすめです。
都心通勤も可能な立地を重視する共働きファミリー
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西武池袋線で池袋まで約40分。入間市駅・武蔵藤沢駅からは都心への直通電車もあり、通勤・通学に便利です。
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圏央道や国道16号など幹線道路も充実しており、車通勤や郊外へのアクセスも良好です。
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駅周辺や分譲地は生活利便性が高く、スーパーや商業施設も充実しています。
費用を抑えつつ、分譲地や駅近の暮らしも選びたい方
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新築戸建てや分譲地は、駅近~郊外まで幅広い価格帯で選択肢が豊富。駅から少し離れることで、ゆとりある敷地やリーズナブルな物件も見つかります。
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武蔵藤沢駅周辺や宮寺・二本木地区の新興住宅地は、ファミリー層に人気で、生活利便性とコストのバランスが取れています。
まとめ
入間市は「自然」「アクセス」「価格」の3拍子が揃ったバランスのいい街です。地区によって表情が異なり、ライフスタイルや好みに合ったエリアを選ぶ楽しさもあります。
ただし、週末の渋滞といった生活リスクもありますので、 実際に足を運び、時間帯や環境を意識してチェックしておくのが重要 です。
今後、所沢市や狭山市との比較記事も出していきますので、気になった方はぜひ他のエリアもご覧ください!
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