
「月々の家賃と同じ支払いでマイホームが持てる」
そんな広告や宣伝を目にしたことはありませんか?
でも、本当にそうなのか? どのくらいの住宅ローンが組めるのか?
今回は、不動産エージェントとしての経験をもとに、今の家賃を基準にした住宅購入の目安をわかりやすく解説します。
家賃、当たり前に払ってない?
毎月払っている「家賃」――。
言ってしまえば、“一生で一番高いサブスク”かもしれません。
・月10万円の家賃
・1年で120万円
・10年で1200万円
家を借りて暮らすって、実はものすごく大きな支出なんですよね。
でも、それだけのお金をかけているのに、「その住まいに満足しているか?」と聞かれたら…どうでしょう?
今の家賃で、持ち家に住めるとしたら?
住宅ローンには、「家賃並みの支払いでマイホーム!」なんて広告がよくあります。
もちろん広告なので鵜呑みにはできませんが、実際に試算してみると意外と現実的なケースもあります。
例えば、家賃10万円で住んでいる方なら
住宅ローンの借入額は約3,500万円前後(例:月々返済10万円前後/35年ローン/金利1%)が目安に。
以下は、月々の家賃と同額を住宅ローンに充てた場合の「借入可能額の目安」を示した表です(※金利1%、35年ローン想定):
毎月の家賃(円) | 借入可能額の目安(万円) |
---|---|
60,000 | 2,126 |
70,000 | 2,480 |
80,000 | 2,834 |
90,000 | 3,188 |
100,000 | 3,543 |
110,000 | 3,897 |
120,000 | 4,251 |
この表を目安に、「今の家賃なら、どんな家が買えるのか?」を具体的にイメージしてもらえるかと思います。住宅探しや資金計画の参考にどうぞ。
もちろん、自己資金や諸費用、頭金の有無にもよりますが、「今の家賃」と同じ月々の支払いで、どのくらいの住宅ローンが組めるかを知ることは、
“現実的なマイホーム像”を描く第一歩になります。
家賃と住宅ローンでは“支払いの質”が変わる
家賃と住宅ローン、どちらも毎月の支払いですが、決定的な違いは「お金の行き先」です。
-
家賃 → 大家さんに“払って終わり”の支出
-
住宅ローン → 支払い中は負債だけど、将来的に“自分の資産”にもなる
もちろん、住宅ローンは利息も発生しますし、借金であることに変わりはありません。
固定資産税や保険料などのランニングコストもかかります。
でも、「同じ10万円」を払っても、それが
“自分の資産”になるのか、ならないのか――この違いは大きいです。
住宅ローンの返済額は今の家賃が基準になる
住宅ローンを組んで家を買うなら、月々の家賃の支払いがまず一番最初の基準になってきます。
今の家賃の支払いがきついのか、ちょうどいいのか、もう少し余裕があるのか、ここを基準に資金計画を立てるのも一つの方法です。
「今の家賃でどんな家に住めるか?」
この問いかけをすることで、“住まいの選択肢”は一気に広がります。
あなたにとって、今の住まいは「居心地のいい場所」ですか?
答えがYESでなければ、そろそろ“未来の暮らし”に目を向けてみてもいいかもしれません。
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