後悔しない家選び10ステップ

STEP1|いまのくらしを見てみよう(現状把握)

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こんにちは。不動産購入エージェントの 結城さとる です。

「そろそろ家を探そうかな」
そう思ったとき、多くの人は SUUMOat home のポータルサイト、あるいは住宅展示場からスタートします。

でも実は、ここから探し始めてしまうと――
✅ 条件がブレて迷走する
✅ 営業に振り回されて「なんとなく」で決めて後悔する

こんなリスクが高くなるんです。

だからこそ、家探しの第一歩は「物件検索」ではなく 現状把握
いまの暮らしを棚卸しして、土台を整えることから始めましょう。


1. 今の住まいを棚卸しする

  • 賃貸か持ち家か、築年数や間取りは?

  • その家を選んだ理由は?(例:通勤が便利、家賃が安い、両親が近い)

  • 今の住まいに対する不満は?(例:狭い、日当たりが悪い、騒音が気になる)

💡 ポイント
良い点と不満点を両方出すことで「残したい条件」と「変えたい条件」がはっきりします。

猫田さん
「…結局“なんで今の家じゃダメなのか”をハッキリさせないと進まないってことね。」

「そうなんです。『良い点と不満点』を整理するのが、次の家探しの基準になりますよ。」
不動産エージェント 剛田さん


2. 月々の家賃と生活費を把握する

  • 今の家賃は住宅ローン返済額を決める重要なヒント

  • 「今と同じ額なら無理がない」「少し高くても許容できる」など、自分基準を持つ

  • 今の家賃より増えた場合、生活費は圧迫されないか?

💡 ポイント
今の家賃が、住宅ローンを考えるときのベースになります。

👉 さらに詳しくは別記事へどうぞ:
【今の家賃でいくらの家が買える?】家賃を基準に住宅ローンを考えよう

猫田さん
「ふーん。毎月払ってて“キツい”って思ってる額でローン組んだら、地獄確定じゃん。」

「その通りです。だから“今の家賃=返済の体感基準”として考えることが大切なんです。」
不動産エージェント 剛田さん


3. 自己資金と援助の有無を確認する

  • 頭金に使える貯金はいくら?

  • 家賃補助は持ち家になっても続く?

  • 親からの援助予定はある?金額は?

💡 ポイント
ゼロならゼロでOK。把握するだけで、購入可能な価格帯が現実的に見えてきます。

猫田さん
「ゼロならゼロで書けばいい。見栄張っても家は建たないし。」

「そうですね。自己資金を把握するだけで、買える価格帯がぐっと現実的に見えてきます。」
不動産エージェント 剛田さん


4. 収入・雇用の安定性を整理する

  • 雇用形態(正社員/契約社員/自営業)

  • 勤務年数や勤続状況

  • 配偶者の働き方や育休予定

  • 定年退職はいつ?

💡 ポイント
住宅ローンは20〜35年の長期戦。審査にも影響するため、ここは冷静に見直しましょう。

猫田さん
「35年ローンって…長すぎでしょ。多分転職もするだろうな。」

「将来的な変動もあるとは思いますが、まずは現状を把握しておきましょう。」
不動産エージェント 剛田さん


5. 家族構成と将来計画を考える

  • 現在の家族人数と年齢

  • 今後の子どもの予定(希望も含めてOK)

  • 親との同居や介護の可能性はある?

💡 ポイント
将来のライフプランを意識しておくと、間取りや立地の選び方で失敗しにくくなります。

猫田さん
「“いま快適”だけで決めると、数年後に狭いだの遠いだのって後悔するやつね。」

「その通りです。先の家族計画を踏まえることで、住まい選びがずっとラクになりますよ。」
不動産エージェント 剛田さん


まとめ

マイホーム探しは 「今の暮らしを整理すること」 から。
現状把握をしておくと、条件整理の土台ができて迷いがグッと減ります。

👉 次のSTEPでは「どうして家が欲しいのか?」動機を深掘りしていきましょう。

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