こんにちは。不動産エージェントのさとるです。
今日は少しだけ、現場で感じている「あるあるな本音」を共有させてください。
それは、家探しを始めたばかりの方が、最初に住宅展示場に行ってしまうこと。
一見「よさそう」に思えるこの行動、実はその後のマイホーム計画に大きなブレや遠回りを生んでしまう原因になることが多いんです。
住宅展示場、夢が広がる。でも…
住宅展示場って、キレイで立派でワクワクしますよね!
キッチンは広々、天井は高く、収納もたっぷり。子どもたちははしゃぎ、奥さんは「こんな家に住みたいね〜」と目を輝かせる。
私もワクワクします(笑)
…でも、エージェントの立場として心の中ではこう思っています。
「いや、それ建てるのに4,000万〜5,000万円かかるって分かってますか…?」
展示場のモデルハウスは、“豪華仕様の広告塔”なんです。
現実の予算感とはまったく違う世界で構成されていることがほとんど。
仕様も、土地の広さも“特盛”です。
展示場に行くと「現実に引き戻すのに時間がかかる」
これが正直なエージェントの本音です。
展示場で理想を膨らませてから現実に戻るには、時間も労力もかかります。
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土地を探しても、展示場のモデルハウスが建つほどの広さは取れない
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予算に合わせて仕様を削ると、「え、こんなに違うの…?」とがっかり
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いざ現実的な建売や中古を紹介しても、目が肥えてしまっている
結果として、最初に建てた“夢の基準”が邪魔をして、現実的な選択肢を受け入れられなくなってしまうんです。
現実の家探しは「資金計画」から始めるのが正解
理想を描くことは大事です。でもそれは、「現実を知ったあと」にする方が圧倒的にスムーズです。
最初にやるべきことはたった3つ:
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いくらまでなら無理なくローンを払えるかを試算する
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自己資金や諸費用の準備状況を確認する
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候補エリアの相場と自分の予算が合うかを知る
これが分かってから展示場に行くと、逆に「現実的な希望」が明確になってムダがありません。
ちなみに営業としては…
私自身、注文住宅を否定するつもりはまったくありません。
でも、「土地探しから建物計画、住宅ローン手続きまで」並行して進める注文住宅は、実は買う側にかなりの情報整理力と判断力が求められます。
そして、住宅展示場はメーカーごとに出店しているので、そこにいるのはその家を売るための営業マンです。
その家の情報は完璧に提案してくれるかもしれませんが、あなたに最適な情報は出てこない。
最初に展示場に行って理想だけが先行してしまうと、その後の現実に戻す作業が本当に大変で、本来のペースを失ってしまう人も多いんです。
まとめ:展示場に行くのは悪くない、でも順番が大事
住宅展示場に行くのは悪いことではありません。
でも、最初に行くと「ゴール設定」がズレてしまう可能性が高いんです。
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最初に資金と相場を理解して
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現実に合う選択肢を知って
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そのうえで「理想」を見に行く
この順番で動くだけで、家探しの納得度と満足度は確実に上がります。
理想の住宅購入に近づく方法をもっと詳しく知りたい方はこちら↓
▶︎【最短ルート】”自分で決める”後悔しない住宅購入10STEP
最後に
これから家を探す方に伝えたいのは、「最初の一歩こそ慎重に」ということ。
ご希望や予算をしっかり整理したうえで、展示場に行くならそれはとても有意義な行動です。
家探しのスタートに不安がある方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
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