住宅購入ガイド

【住宅ローンでよくある勘違い3選】借りられる=返せるは危険です

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こんにちは。不動産エージェントの結城さとるです。

家を買うとき、多くの人が最初に気にするのが「住宅ローンっていくら借りられるの?」ということ。

でも、ここに大きな落とし穴があります。

今回は、私が現場でよく出会う「住宅ローンのありがちな勘違い」を3つ取り上げて、なぜそれが失敗に繋がるのか?、そして**どう考えるべきか?をわかりやすく解説します。

勘違い①:「借りられる額=払える額」

住宅ローンは、年収や勤務先、家族構成などから「いくらまで借りられるか?」を金融機関が審査してくれます。

たとえば、年収500万円の方が4,500万円の借入審査に通ることも珍しくありません。

でも、ここで考えてほしいのは、

借りられる=払える ではない

ということ。

「生活費」「教育費」「老後資金」…全部含めた家計の中で考える

住宅ローンは、**数十年にわたる“固定費”**になります。

月々の返済が無理なく続けられる水準かどうか?
それを考えるには、

  • お子さんの教育費はどれくらい必要?

  • これからの生活費・車の買い替え・旅行は?

  • 老後資金はどう準備する?

こうした“未来の支出”まで見据えて、「月◯万円なら安心して払える」という目安金額から逆算するのが、本来の順番なんです。

勘違い②:金利だけ見て「変動」一択

今の日本は、歴史的に見ても金利がとても低い時代。

だからこそ、

「とりあえず一番低い“変動金利”で借りた方が得でしょ?」

という声をよく聞きます。

たしかに変動金利は、初期の返済額が一番低く見えるので魅力的に映ります。

でも…

「金利が上がったら?」という視点、忘れていませんか?

変動金利は、半年ごとに金利見直しが入り、5年ルール・125%ルールなど複雑な仕組みで成り立っています。

将来的に金利が上昇した場合、

  • 月々の支払いが急に増える

  • 借入当初に想定していた家計が崩れる

というリスクも。

選び方は「金利」ではなく「家計との相性」

固定金利は金利が高く見えるかもしれませんが、

  • 家計管理がしやすい

  • 将来の支出を安定させられる

という大きな安心があります。

子どもの教育費や老後資金と重なるタイミングを見越して、**「自分の家計にとって安心なのはどちらか?」**で選ぶことがとても大切です。

勘違い③:住宅ローン控除があるから、なるべく多く借りた方が得?

住宅ローン控除は、「借入残高×0.7%」が毎年還付されるという、ありがたい制度です。

ただし…

「控除があるから、多めに借りた方が得」と考えるのは、かなり危険です。


⚠️控除額には上限がある&将来は変わるかもしれない

  • 控除の対象になる上限は、年々引き下げられています。

  • 控除される金額は、「支払った税額」が上限です。

つまり、そもそも払っていない税金以上には返ってこないという点に注意が必要です。


✅ローン控除は「おまけ」と考えよう

「多く借りて控除を最大限に」ではなく、

あくまで“無理のない範囲で借りる” → そのうえで控除が受けられればラッキー

というくらいの位置づけがちょうど良いと思います。

まとめ:住宅ローンは、「借りる順」ではなく「返せる順」で考えよう

いかがでしたか?

もう一度、よくある勘違い3つをまとめると…

  1. 借りられる額=払える額ではない

  2. 金利だけで変動一択にするのは危険

  3. 控除のために無理して多く借りるのは本末転倒

住宅ローンは、家を買うための“手段”にすぎません。

最終的に守りたいのは「家族の暮らし」と「安心して払える未来」。

そのためには、家計・教育・老後・価値観を見つめ直し、あなたの人生に合ったプランを立てることが大切です。

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